Globesによれば8月のスタートアップ資金調達は総額で5億ドルで、先月の記事で公表された7月の調達額に比べて倍増している。
倍増した一因として、AI21Labsによる1億5500万ドルの巨額調達が挙げられるだろう。大規模言語モデルの開発を手掛けるAI21Labsは、Mobileyeのアムノン・シャシュア氏が参画していることからアーリーステージでも注目されてきていたが、GoogleやNvidiaも参加した今回の調達で14億ドルの評価を受けてユニコーンになっている。また、Google Cloudとの提携も発表されており同社との関係がさらに深まっていることが明らかになっている。
6月にDeNAとSompoが日本の介護事業での展開を開始したTyto Careは、7月に入って4900万ドルの調達を発表した。これまでアメリカを中心とした海外市場では利用が広がる一方で、日本では遠隔診療支援ツールの利用は限定的だったが、今回の提携が糸口になって日本の介護市場で利用が広がっていくのか注目に値するだろう。
イスラエルにおいてハードウェアを開発して販売するスタートアップは少数派だが、今回900万ドルを調達したansaはユニークなコーヒー焙煎機を開発している。通常の焙煎機は外部からの加熱でコーヒー豆を焙煎しているが、同社は電子レンジと同様に内部からあたためる形で焙煎することで無駄なエネルギーや排熱を削減できると言う。現在はロサンゼルスやニューヨークを中心に展開しているが、今回の調達資金でネットワークをさらに広げていく。
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