現地メディアのGlobesによると、金額公表を避けたりステルスにとどまっているケースはあるものの、2023年7月のスタートアップの調達金額合計は2億3000万ドルにとどまった。前月の6月は8億5000万ドルを記録して一旦低下傾向がとどまったように思われたが、7月は過去数年間で最低金額であるという。
その中で、7月に注目を集めたのはデジタル医療のスタートアップだった。医療情報に特化して診断や治療に関する情報を提供するAIを開発したK Healthは、2021年に企業評価額14億ドルで1億4200万ドルを調達していたが、ユーザを増やしているにも関わらず今回は評価額8億ドル(Forbesによる推定)のダウンラウンドで5900万ドルの調達にとどまった。
また、水と空気からグリーンなアンモニアを生成するNitrofixは7月にシードラウンドで310万ドルを調達し、その後に大手メディアCalcalistが開催した気候テックのコンペであるIsraeli Climate Awardsで優勝している。
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